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Q&A 遺 言

  

Q11 遺言による認知とその注意点

 実は認知していない子供がいます。ただ、生前に認知すると子供や妻から何を言われるかわかりません。しかし、認知しないのも不憫ですので、遺言で認知をしたいのですが可能ですか。

A11

 遺言によって認知することは可能です(民法781条2項)。ただし、次のような場合には注意が必要です。
(1)成人した子を認知する場合
 認知される子の承諾が必要です(民法782条)。
(2)胎児を認知する場合
 胎児の母親の承諾を得ることが必要です(民法783条1項)。
(3)すでに死亡した子を認知する場合
 その子に直系卑属(子供や孫)がいる場合に限られます。さらに、その直系卑属が成人である場合は、その直系卑属の承諾が必要になります(民法783条2項)。

 上記の(1)、(2)、(3)のいずれの場合も、必要な者からの承諾が得られない場合には、認知の効果が生じないことになります。詳しいことは、弁護士に相談してみてください。

                        (弁護士 大嶋 一生 ・ 弁護士 平松 桂樹)

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