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Q&A 遺 言

  

Q17 遺言書が複数ある場合、いずれの遺言書が有効か

 2年前に公正証書遺言を書いて公証人に預けてあるのですが、先月入院中に思い立ち、公正証書遺言と内容の矛盾する自筆証書遺言を書きました。どちらが遺言として有効となるのですか。

A17

 遺言者は遺言書を何度でもつくれます。この場合に先の遺言と後の遺言が抵触しないとき、両方の遺言が有効となります。しかし抵触するときには、抵触する部分について後の遺言が優先します(民法第1023条第1項)。
 日付が後の遺言の内容が全て優先して、先の遺言が全て無効になってしまうわけではありません。これは、また、遺言の形式が異なっていたとしても、後の遺言が有効となります。設問の場合、後に書かれた自筆証書遺言が有効となります。

                        (弁護士 田中 康道 ・ 弁護士 千崎 史晴)

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