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Q&A 遺 言

  

Q21 複数の遺言が出てきたら

 父の「遺言」を預かっていたのですが、遺品を整理していたら公証人に遺言を預けてあると書いてある手帳がでてきました。さらに、妹も父から「遺言」を預かっていると言ってきています。どうしたらよいでしょうか。

A21

 遺言は何回でも作成することができます。従って、一人の人について複数の遺言が出てくることもありますし、中には内容が矛盾するものもあります。この場合、どちらが優先するかが問題となりますが、後の遺言(=死亡時に近い遺言)が優先することになります。
 ご相談の場合には、3通の遺言の存在を確認する必要があります。具体的には、まず最寄りの公証役場で遺言検索システムにより、遺言検索をして遺言書の存在を確認する必要があります。その後、残り2通の遺言につき検認手続の申立てをし、裁判所に遺言書を提出させます。そしてそれらの遺言が要件を満たしているかどうか、および満たしている場合にはそれぞれの内容の抵触があるかを確認した上で、抵触がある場合には、作成年月日の新しいものが適用されることになります。

                        (弁護士 小倉 泰彦 ・ 弁護士 菅原 仁人)

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