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Q&A 遺 言

  

Q22 遺言と異なる遺産分割の可否

 検認を受けた遺言とは異なった形で、遺産を分割したいのですができますか。

A22

 特定の財産を特定の相続人に相続させる旨の遺言がなされた場合には、原則として被相続人の死亡の時に財産は特定の相続人に移転します(最高裁判所平成3年4月19日判決参照)。したがって、有効な遺言があれば、それだけで財産の分割は完了していることになります。もっとも、通常このような遺言は、相続人間で無用な争いが起きることを防ぐためにされるものです。そうすると、相続人間で争いなく分割がされるのであれば、遺言に従わない分割でも問題ないということになり、遺言と異なった形で遺産を分割することも可能です。
 ただし、遺言者が遺言と異なる分割を禁じている場合には、その意思を尊重して、遺言と異なる分割をすることは許されませんのでご注意ください。

                        (弁護士 小倉 泰彦 ・ 弁護士 菅原 仁人)

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