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Q&A 遺 言

  

Q25 遺言の執行方法、遺言執行者

 発見した父の遺言にしたがって遺産を分けようと思うのですが、どうしたらよいかわかりません。どうすればよいのですか。

A25

 遺言に従って遺産を分けることを「遺言を執行する」と言います。
 この遺言執行は、相続人自らが執行してもよいのですが、遺言を執行する者がいない場合、家庭裁判所は利害関係を有する者の請求により遺言執行者を選任することができます(民法1010条)。
 遺言執行者は、選任後、遅滞なく、相続財産目録を作成しこれを相続人に交付するとともに(民法1011条1項)、相続財産の管理その他遺言の執行に必要な一切の行為をする権利義務を有します(民法1012条1項)。遺言執行者がいる場合、相続人は、勝手に相続財産を処分するなど遺言の執行の妨げになる行為をすることができなくなります(民法1013条)。
 従って、ご相談の場合には、家庭裁判所に遺言執行者を選任するよう請求することが考えられます。なお、遺言執行者は、被相続人が遺言において指定することもできます(民法1006条1項)。

                        (弁護士 小倉 泰彦 ・ 弁護士 菅原 仁人)

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