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Q&A 遺 言

  

Q8 遺言書を自筆することが難しい場合

 私は脳梗塞を患ったのち聞き手の右手にまひが残っているため、文字を満足に書くことができません。私でも遺言を残すことができますか。

A8

 自筆証書遺言については、その名のとおり、その全文、日付及び氏名を「自書」しなければならないと定められています(民法968条1項)。判例では、他人の添え手による補助を受けてされた自筆証書遺言について、例外的に一定の条件下で自筆であると認めた場合もあるようですが、その条件を満たさないと判断され自筆性を否定されるリスクがあります。
 このような場合には、公正証書遺言を活用することができます。公正証書遺言は、遺言の内容を口頭で述べてこれを公証人に筆記してもらう方式ですので、自分で文字が書けなくても遺言書を作成することができます。また、署名はできるという方であれば、秘密証書遺言を作成することも可能です。

                        (弁護士 大嶋 一生 ・ 弁護士 平松 桂樹)

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