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Q&A 成年後見

  

Q7 成年後見、保佐、補助の違い

 成年後見制度の他に、保佐や補助という制度もあると聞きましたが、成年後見制度とはどのように違うのですか。

A7

 精神上の障害により判断能力が十分でない方を保護する制度には、成年後見、保佐、補助という三つの制度が用意されており、対象者の判断能力の程度によりいずれの制度が利用できるか決まります。判断能力がより高い順に、補助、保佐、成年後見の制度が利用でき、どの程度の判断能力を有しているかは、基本的には医師の診断によりますが、最終的には裁判所の判断になります。

 補助を受ける人は一定程度の判断能力を有していることから、補助人は一定の行為についての同意権のみ付与され、同意権が付与された行為を本人が補助人の同意を得ないでした場合は、その行為を取り消すことができます。それ以外の行為は補助を受ける人が自由に行うことができます。
 また、保佐を受ける人は判断能力がより低下していることから、借金や不動産の売却のような重要な行為を単独で行うことはできず、保佐人の同意が必要となります。
 これに対し、成年後見を受ける人は,判断能力を欠いていることから、日用品の購入のような日常生活以外の行為を単独で行うことはできず、成年後見人が代理して行うこととなります。

 

                     (弁護士 菅原 仁人 ・ 弁護士 森越 壮史郎)

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