遺言、相続に関する正確な情報提供をいたします。

Q&A 成年後見

  

Q9 任意後見制度とは

 成年後見制度と似た制度に、任意後見制度があると聞きましたが、どのような制度ですか。

A9

 成年後見制度が本人の判断能力が失われた後に裁判所に申し立てるのに対し、任意後見制度は、本人が判断能力を有している間に、将来自己の判断能力が不十分になったときのために、事前の準備として、任意後見契約を結ぶものです。成年後見とは異なり、自分の意思で後見人を選べることと、自由に後見人の仕事の内容を設定できること、本人と後見人の話し合いで、後見人の報酬を自由に決めることができるのが大きな特徴です。

 任意後見制度を利用するには、後見事務の内容と将来、後見人に選ばれる人を契約によって定め、公証役場において公正証書を作成します。
 本人の判断能力が不十分になり、任意後見人が就任すると、家庭裁判所から選任された任意後見監督人が任意後見人を監督し、それによって任意後見人の仕事が始まります。このように、任意後見人が契約通りに、適切に業務を行っているかどうかを監督する制度になっています。

                       (弁護士 菅原 仁人 ・ 弁護士 齋藤 健太郎)

↑ PAGE TOP